音声認識というと、しゃべったことをそのまま文章にしてくれる、いわゆる「書き起こし」をイメージされる方が多いと思います。ですが、文章の「書き起こし」まで行わなくても、単語単位で入力できるだけで活用できるシーンって意外と多いのです。
「音声で検査するゴビボイス」は、発話した内容を単語単位で入力できるシステム。このタイプの音声認識システムはどのように活用できるのか具体的にご紹介します!
例えば、キーボードで入力する際に「検査合格」と入力したいとします。
その場合、「合」の一文字だけ入力すると、日本語変換機能で「検査合格」と変換させる、ってことありますよね。
それと同様に、音声で「OK」と言うと「検査合格」と入力される設定にすることで、長い言葉を発話しなくても、入力したい単語を入力することができます。
以前 基本から知りたい!音声認識って何?の記事でもご紹介しましたが、音声認識の精度は使用する音声認識エンジンで大きく変わります。書き起こしのような高精度な技術は自ずと高価に、、、
なので、使用したいシーンでどれくらいの精度が必要かを見極めることがとても大切です。
※音声認識エンジン「パターンマッチモデル」と「言語モデル」
これを踏まえて、音声認識でミスや手間をなくして、劇的に効率アップができる理由を具体的にご紹介します!
製品検査、設備の点検作業、作業のチェックリストなど、紙のリストに記入したり、端末画面のチェック項目に入力したりすることは、多くの作業現場で行われています。
例えば、ペンで書き込む場合は、間違って記入したり、手書き文字が読みにくかったり、、、。
また、端末への入力でも同様に、誤って違う文字や数字を入力したりのミスが発生します。
音声認識を活用すれば、発した言葉に予め対応させたテキストが入力され、「記入ミス」はもちろん、端末への「入力ミス」もなくすことができるのです。
『記録したデータはデジタルデータで管理しているが、作業時は紙の用紙に記入している』という現場も多く見られます。
この場合、紙に記録された検査結果をPCに打ち込む際に間違えて入力してしまう、、、これも起こりやすいミス。
音声認識を活用すれば、音声で発した検査結果がテキストで記録されるので、転記のミスも解消できます。
検査やチェック作業で、結果の合否を記入することがありますが、この合否判断を誤って記入してしまうミスも多く発生しています。
例えば、長さを測る項目の場合、合格の許容値から外れているにもかかわらず、見間違いや思い込みによる「判断ミス」で「合格」と記入してしまうのです。
こういった判断も、音声認識を活用したシステム側で予め許容値を設定することで、作業者自身の判断によるミスをなくすことができるのです。
点検や検査作業によっては、両手を使ってサイズを計測したり、両手でモノを持ってチェックしたりすることもありますが、紙での記入の場合、一旦作業を止めてペンに持ち替えて記入する必要があります。ペンを持ったり、置いたりを繰り返すのは手間、、、。
音声認識では、両手は空いたまま声で入力するので、「記入する手間」をなくすことができます。
ペンに持ち替える場合と同様に、記録の際に一旦作業を止めて端末(タブレットやPC等)に入力する作業は手間。
これも、音声認識を活用して「入力する手間」をなくすことができます。
紙や、タブレット等の端末画面に作業リストを表示させることもよくあります。これもまた視線が作業対象から紙(画面)へと行ったり来たり、、、
作業指示を耳で聞くことができれば、視線が行ったり来たりすることなくアイズフリー!
ムダな動作がなくなり効率アップにつながります。
当社の音声認識を活用したシステム『音声で検査するゴビボイス』は、ハンズフリー、アイズフリーを実現し、ミスをなくし、手間をなくす。
自ずと効率アップすること間違いなしです!
「うちも使ってみようかな?」と思ったら、是非一度ご相談ください!