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Excelだからカンタン!ゴビボイス検査手順書の作り方①!判定ルール編

導入実績もぐんぐん伸びているゴビボイス。
これまでの記事では、ゴビボイスで何ができるかを中心にご紹介してきました。

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ゴビボイスは”検査手順書”をエクセルで作成するので、既存のフォーマットと同様に作成したり、検査の合否判定のルールもお客様ご自身で設定いただけたりと、運用開始後も柔軟に対応いただけるのが特長です。

今回はシステムで使用する”検査手順書”の作り方を、サンプルを用いてご説明します!
※サンプルデータはこちらからダウンロードできます。(zipファイル)

判定ルールを設定してみよう!

ゴビボイスでは、Excelで作成した検査手順書(指示書)の内容に従って、検査を進めていきます
検査の合否を判定するためのルール(システムでは”検査判定式”と呼びます)を記述する際には、Excelの持つ豊富な関数やマクロをそのままお使いいただくことができます
そのため、検査手順書の作り方を工夫することで、様々な検査項目に対応することができます。

判定式① 基準値以下ならOK!

手始めに、めちゃくちゃシンプルですが、「製品の長さを計測して基準寸法以下であればOK」という検査判定式の例を見ていきましょう。

• 測定値が基準寸法以下だった場合、OK判定とする
 Range(“C8”) <= Range(“B8”)

上の式は、
▶ 測定寸法(C8)の値が、基準寸法(B8)以下ならOK。

シート1は、検査手順書のフォーム(検査作業の際に表示する画面)です。
測定した数値はC8のセルに入力され、その数値が基準寸法B8以下なら、E8の判定欄に「OK」と表示されます。

シート2(ルールシート)には、判定ルールを記載します。
測定した数値(C8)に対する具体的な判定式は、下記のように記入します。
検査内容の判定ルールの記載は、直観的にもイメージしやすい画面です。システムに不慣れな方でも、Excelの関数やマクロが分かればスムーズにご利用いただます。

判定式② 規定範囲内ならOK!

実際の現場で計測するときは、「基準寸法に、+-〇mm 以内であればOKとする」というように、公差を設ける場合が多いかと思います。以下の式で実現できます。

• 測定値が基準寸法に対して許容差以内だった場合、OK判定とする
Range(“B9”) – Range(“D9”) <= Range(“C9”) And Range(“C9”) <= Range(“B9”) + Range(“D9”)

▶ 測定寸法(C9)が、基準寸法(B9)-許容差(D9)以上 且つ、
 測定寸法(C9)が、基準寸法(B9)+許容差(D9)以下

判定式①と同様に、シート1は検査手順書。シート2(ルールシート)には判定ルールを記入します。

従来の検査方法であれば、計測値が許容差内に収まっているかどうかは作業者が頭の中で考え、判断する必要があり、これがミスを起こす要因の1つでもありました。
ゴビボイスとExcelの機能を使いシステム的にチェックすることによって、このミスをなくすことができます。

応用編!

さて、次は応用編として、すでに測定済みの値を絡めて合否判定を行う例を見ていきましょう。

判定式③ 複数の測定値の合計で判定!
・3つの寸法の合計が300以下だった場合、OK判定とする
Application.WorksheetFunction.Sum(Range(“C8:C10”)) <= 300

▶ 測定寸法(C8、C9、C10)の合計値が 300以下

このように、既に計測済みのW1とW2の値を参照して合計した値から合否判定を行うこともできます。
組立品のトータル重量や、複数部材の長さの合計値を、設計値と比較する検査などでも使えそうです。

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