昨今、カフェやオフィス、トイレの空き状況を見える化するサービスが増えています。
新型コロナウィルス流行前は、
店舗の空きエリアでスーツケースを預かるサービス『ecbo cloak(エクボクローク)』や、
個人の駐車場の空きスペースを時間貸しするサービス『akkipa(あきっぱ)』など、
「スマートフォンで顧客が空き情報を収集し予約する」サービスが注目されました。
以前は「空いてる場所を確保する」ための利用がメインだったように思います。
※『ecbo cloak(エクボクローク)』は一時サービス停止中(2021年7月現在)
ところが最近「空き状況の見える化」には、「空いてる場所を確保する(予約)する」よりも「混雑してる場所を避けるため(密エリアの回避)」という目的の利用にシフトが進んでいます。
空き状況を取得して予約まで行うサービスは、
予約システムが組み込まれていたり、
或いは、Googleマップ等と連動させて表示させていたりと、
厳格なセキュリティシステムや位置精度の高さを求められるサービスが通常です。
では、「空き状況が見えるだけ」であればどうでしょう?
密エリアを回避するための情報であれば、個人の特定や正確な位置情報は特に必要ではなく「あの辺りは人が密集していない」「あの店舗は混雑していない」ことが分かればOK!
実際に、屋外では防犯カメラなどの映像やスマホの電波状況から混雑具合を把握する方法や、屋内であればヒトを感知する人感センサなどで把握する方法があります。
混雑具合を把握する方法は1つではないので、把握したい場所や把握したい内容に適した方法を選択することが重要と言えるでしょう。
現在、既に駅ビル内の飲食店の空き状況を把握して見える化するサービスや、駅のトイレの空き状況を見える化するサービスが展開されています。
また、個人店舗でも人感センサを利用して見える化するサービスの提供も始まっています。
これらのサービスも、元々は「空き状況を見える化」して、「空席」のある店舗に探さず行くためのものでした。
ですが、現在は「混雑してる場所に行かない」ため、「ヒトの密集していないところを選ぶ」ためのツールとして利用されています。
当社の、①手指衛生の実施状況を把握する『手指衛生管理システム』や、②ビーコンを活用した所在管理「beaconvi(ビーコンビ)」を活用して、ざっくり空き情報を把握することも可能です。
オフィスに入る前、建物の中に入る前、会場に入る前に、手指の消毒をするのは日常となりました。
当社の、①手指衛生の実施状況を把握する『手指衛生管理システム』を活用すれば、プッシュしてアルコール消毒する動作を記録することで、利用の概算の人数やアルコール消毒を実施した時間などを把握できます。
また、オフィスであれば、個人のIDカードと連携させれば、誰がどの部屋にいつ入ったかを把握することも可能です。
ざっくりとした利用人数を把握し、密状態と判断された場合は、入場者や利用者にサイネージ等でその状況をお知らせし、利用人数を制限したりすることが可能です。
当社のビーコンを活用した所在管理システム「beaconvi」を活用すれば、個々のお客さんに渡すトレーにビーコンを設置して、お客さんの混雑具合をエリア単位で把握可能です。
把握したいエリアにアンテナを設置して、そのエリア内にいくつトレーがあるかをカウントすることで、お客さんの混雑状況を把握可能です。
その様子をサイネージやスマホなどで表示させ、来店前のお客さんに店内の混雑状況を予め周知することができます。
先日ご紹介したマクドナルドの事例では、お客さんに渡す番号札にビーコンが内蔵されていて、店員さんがお客さんのところに迷わず行ける、というものでしたが、ビーコンの活用で、お客さんの大まかな数や位置を把握するという使い方も可能です。
その他にも、使用する場所に適した混雑状況の見える化をご提案します。
是非一度ご相談ください!