生成AI「ChatGPT」、もう使ってみましたか?
学生が提出した課題レポートが、自力で書いたのか「ChatGPT」を使ったのかの判断ができない、とのニュースで一気に注目が高まりました。
当初大学など教育現場では「大変なものが出来てしまった」「学生が自分の頭で考えなくなる」といったマイナス意見が多く聞かれていましたが、今は排除するのではなく新しい便利なサービスを「活用する技術」「使いこなす技術」を習得させる方向に舵を切り始めています。
これまで、コンピュータが自動で書き出す文章は、なんか変な日本語だったりして、実用化には程遠い印象でしたが、今回はどうも違うようです。
チャット形式で、質問や課題を投げかけると、AIが回答してくれます。
例えば、「○○について300文字でまとめて」と聞くと、
ダーッとAIが回答を書き出します。
さらに、書き出された回答の後「100字で要約して」、さらには「英訳して」といった感じで進めると、どんどん内容を絞り込んで生成します。
これまで『検索して、調べて、それらをまとめて文章化』していた作業が、数分で完了します。なんと素晴らしい!
しかも、その文章は違和感のない、実用的な文章で書き出されるので驚きです!
世の中の流れとしても「こんなに便利で高性能なツールを使わない手はない!」という方向になりつつあります!
ホントに?と思った方、とりあえず無料で使用できる「ChatGPT」を使ってみましょう!(※有料版もあり)
(※使い方は色んなサイトで紹介されていますので、探してみてくださいね)
生成AI「ChatGPT」の大前提として、書き出される情報は全てインターネット上の情報から生成されているということ。
なので、
をよく理解して使用する必要があります。
① については、
ネット上の情報が全て正しいわけではなく、また「ChatGPT」が学習していない情報については正確な回答ができないため、生成されたデータをそのまま使用するのはリスクがあります。
生成された内容の真偽を検証する「ファクトチェック」は必須!
生成AI「ChatGPT」を活用するには「ファクトチェック」スキルを磨くことが重要なポイントです。
② については、
質問に個人情報・機密情報を入力しないことも重要なポイントです。
ネット上に情報を書き込むことになりますので、十分ご注意ください!
生成AI「ChatGPT」は、上記のような定形化された作業がとても得意です。
また、生成される回答は、テキストに限らず「〇〇を表形式で表示して」と聞くと、表で書き出します。
また、プログラミングのソースコードを書き出すのも得意です。
例えば、資料作成用のたたき台となる表の生成であれば、ゼロから作成と比べ格段に作業時間の短縮になります。
御礼メールなど形式的なメールの作成も、今までは検索して調べたメールのひな形を「ChatGPT」なら一瞬で回答してくれます。この時点でもかなりの時短が実現可能です。
定型化されていた部分(作業)はAIに任せ、そこに独自の言葉やアイデア等加えることで高い生産性を生むことができます。
生成AIを正しく使いこなして、AI活用人材となりましょう!
携帯電話やスマホが出始めた頃、敬遠する人がいながらも生活必需品化していったように、「ChatGPT」有りきの生活がやってくるのは遠い未来ではなさそうですね!