ホロレンズとは、マイクロソフトが2016年に発売したMR体験デバイス。
頭部に装着して使うゴーグルのようなデバイスです。「ホロレンズ2」は2019年に企業向けに発売開始され、2020年は一般向けとしても販売されています。
VRは仮想現実(Virtual Reality)。
仮想空間がベースの世界。
仮想空間に建物や場所を作って、そこでアバターがアクションするイメージです。
VRはかなり前からある技術で、ブームの走りは2000年代半ばに注目された「Second Life」。仮想空間の利用に様々な可能性を発信しつつも、当時はサーバーや個人のPCスペックの問題もあってか一旦ブームは下火になりましたね、、、
画像は2007年に弊社が展示会に出展した際の画像です。「Second Life」(仮想空間)に展示会場を設置して、アバターで疑似体験ができるというもの。
ICタグを活用した避難経路の誘導サービスを「Second Life」内で体験することができました!
懐かしい!
ARは拡張現実(Augmented Reality)。
現実空間に仮想物体を追加するイメージで、あくまでも現実空間がベースの世界。
ARのよくある使用方法として、スマホ等デバイスの画面上に現実世界に仮想物体がそこにあるように表示させること。特別のデバイスがなくても、スマホ等でも使える点が便利ですよね。
ARの具体例でいうと、『ポケモンGO!』がイメージしやすいですよね。
スマホ画面上では、現実世界にポケモンがいるように見えます。
そしてMRとは、『複合現実(Mixed Reality)』のこと。
現実世界と仮想物体を重ね合わせ、さらにシンクロさせるイメージです。
MRは、VRやARと別の技術ではなく、それらを含む進化版といった位置付けです。
スマホ等デバイスの画面上で現実世界に仮想物体を表示させるのではなく、今いるその場所に仮想物体があたかもそこにあるように見えます。
更には、仮想物体の周りを歩いたり、色んな角度から見られたり、手で物体を操作したりも可能です。
そのため、MRでは専用のデバイスを装着する必要がある点が特徴ともいえます。
前にメガネ(グラス)、後ろ側に頭を支える感じのモノが着いています。
頭の後ろのネジを回して、頭にフィットさせます。
後ろの部分は一見大きく感じますが、前後のバランスがいいのか安定感があります。
うん、いい感じ。頭を振ってもブラブラしません。多少重さはありますが、フィットしてるからかあまり重く感じません。
グラスを装着すると、使用者の網膜を認識してる?のか、視点の調整がスタート。(上の動画)
使用者の視線の位置と現実世界との空間調整をしているらしい。
身長の違いで物体の見え方が違ってきます。
そして、ユーザー登録には網膜認証を追加でき、デバイス装着すると即座にユーザを把握!近未来感がすごい!
操作方法は、指先や手を使ったジェスチャーによる操作。
視線による操作。
音声(発話)での操作 が使用できます。
指でクリックしたり、視線で選択箇所をクリックしたり、音声で操作したりと、使用シーンに合った方法で操作方法を選べます。
「OK」「次へ」「キャンセル」などの2択のような操作には、音声が一番簡単かも!
目の前に、出現する仮想物体は透けてはいますが、立体感がすごいです。
しゃがんで下から見たり、近寄って上から見ることができます。少し離れて見てみても、その場所に存在しています。
リアルでないからこそ、分解しなくても内部構造を見られるのが素晴らしい!
MRは、仮想空間を共有することもできるので、複数の参加者が遠隔から機器の操作を学んだり、組立てたりと共同で作業が可能。
現在は主に、教育や医療現場、研究開発などの現場で使用されていますが、今後色んな応用が出来そうですね。
ホロレンズ2を装着していない人から見るとこんな感じに見えます。
使用してる本人は、スムーズな動きで体験できていますよね。
バーチャルの画面位置を自分が見やすい位置に移動させたり、直観的な操作もできています。
こんな風に、デバイスを通して見える世界は、写真に撮ったり、録画することもカンタンにできます。
無限な可能性を感じる近未来なデバイスですね!
近い将来、誰もが使ってる当たり前のデバイスのなるのでしょうか。楽しみです。