前回は、無人コンビニの主な3つのうちの2つ、
という、近未来感あふれる2つの形態をご紹介しました!
⇒ 無人コンビニが実は増えていた!2種類の最新店舗を体験して分かったこと
そして今回は、アナログ感たっぷりなのに、十分成り立っている3つ目の無人コンビニタイプをご紹介します。


入ってみると、見通しのいいの店内で、全体的にガランとした印象。
商品棚の間隔が一般的なコンビニよりも広く、通路幅もかなりゆったりしています。

商品棚は重量センサのない通常の棚で、近未来型の無人店舗のように、店内に多数のカメラが設置されているわけでもありません。
あくまで、通常のコンビニ店舗です。
店舗の広さに対して、置いてある商品は少なめかな。

レジは、購入商品を自分でスキャンする一般的なセルフレジ。
有人のコンビニで、セルフレジを使って会計するのと同じです。
ただ、人が全くいないだけ。
では、普通のコンビニと何が違う?!
取り扱えない商品があること以外では、商品棚の通路幅が広く、見通しがいいのが特徴的!
一般的なコンビニは、ところ狭しと商品が並び、品揃えも店舗の魅力の一つです。
なのに、ここでは棚や商品が厳選され、見通しのいい、死角の少ない店舗になっていました。
カメラの数がそれほど多くなくても、死角が少なければ、不正リスクも抑えやすくなるのではないでしょうか。
「無人で営業する」ことを想定した店舗だと感じました!
このタイプは、工場や病院、ホテルなどで採用される場合が多いようです。
工場や病院などでは、早朝や夜遅い時間帯でも勤務中の方が一定数いて、コンビニを利用するニーズがあるといえます。
ただ、日中に比べて利用者は格段に少なくなるため、店員を配置するのはかなりのコスト高に……。
さらに、最近は人件費の上昇や人手不足も深刻な問題。人を雇いたくても、なかなか確保できないという事情もあります。
そんな中、店員を配置せずに営業できるのであれば、コストを抑えながら、必要な時間帯に店舗を運営できます。
つまり、「コンビニを無人化する」というより、
という考え方!
近未来的な仕組みではありませんが、これはこれで十分合理的です。

それぞれ、方式は違いますが、昨今、無人で営業するコンビニ(店舗)が増えているのは間違いないようですね!
でも、無人コンビニって、不正されたりしないの?「無人」となると、不正利用が心配ですよね。
では実際はどうなのでしょう?
今回、無人コンビニを取材してみて、不正のリスクを抑えやすい理由が、いくつか考えられました。
カメラと重量センサがあるから!前回ご紹介した、商品を取ると自動的に購入商品が登録されるタイプや、商品を持って出るだけで決済が完了するタイプの店舗には、高性能なカメラが多数搭載されています。
カメラに映らずに不正を行うことは、かなり難しいと考えられます。
「誰が、何を購入したか」を正確に判別するためには、店内に死角ができないようにカメラを設置する必要があります。
また、カメラだけではありません。
重量センサも搭載されています。
たとえば、巧妙に1種類を2個取って、1個だけ取ったように見せても、重量の変化までは誤魔化せません。
「カメラと重量センサ」
複数の仕組みを組み合わせることで、不正を防ぎやすくしているわけですね。
適した出店場所を選んでいるから!無人店舗の出店が検討される立地って、そもそもどんなところ?
主にこの2つ。これに加え、
という条件も、無人店舗が実現するポイントではないかと考えられます。
実際に無人コンビニが出店されている場所は、オフィスビルや工場、大学キャンパス、ホテルなどがあります。
不特定多数が利用する場所というより、その店舗を利用する人がある程度想定される立地が多いようです。
なぜなら、①②の条件であれば住宅街も該当しそうです。
は、住宅街にもありそうですよね。
でも、住宅街で無人コンビニを見かけることは、あまりありません。
私も京都で働いていて、無人コンビニに遭遇したことがなかったのですが、調べてみると、京都でも大学キャンパスなどで数年前から既に導入されていました。
そう考えると、やはり、
「ある程度利用者が限定される場所」
というのも、無人店舗が成立するための重要な条件の一つなのではないかと思います。

小さな店舗であっても、多くのカメラや重量センサを搭載する無人コンビニの場合は、初期費用はそれなりに高額になると想定されます。
そう考えると、不特定多数が利用して、利用者の特定が難しい場所では、商品の盗難はもちろん、機器を破壊されるリスクなども考えなければなりません。
その点、利用者がある程度限られている場所であれば、誰が利用しているのかも把握しやすく、不正が行われるリスクも抑えやすいのではないでしょうか。
もちろん、無人で運営する以上、やはりリスクは付きものです。
それでも、条件の合う立地であれば、無人店舗を運営するメリットが十分にあるということですね!