Powered by GOV

ゴビロゴ
           

無人コンビニって、不正されない?意外と多い「アナログな無人店舗」を調べてみた!

前回は、無人コンビニの主な3つのうちの2つ、

  • 「選んだ商品が自動的に登録される」
  • 「選んだ商品を持って出るだけで決済が完了する」

という、近未来感あふれる2つの形態をご紹介しました!
⇒ 無人コンビニが実は増えていた!2種類の最新店舗を体験して分かったこと

そして今回は、アナログ感たっぷりなのに、十分成り立っている3つ目の無人コンビニタイプをご紹介します。

① セルフレジのみ!無人営業型
通常の店舗を無人で営業するタイプ。
購入商品をセルフレジで自分でスキャンして、支払いする仕組みです。
店内の棚に重量センサはなし、店内をくまなく撮影する多数のカメラ(AIカメラ)も設置もなし。
つまり、有人で運営している一般的なコンビニと、店舗の仕組みはほぼ同じなのが大きな特徴です。
【レポート】『大阪北部、物流倉庫エリアのファミリーマート』に行ってきました!
物流倉庫が立ち並ぶ敷地内にあるファミリーマート。
時間帯によって、有人営業から無人営業に切り替わるタイプの店舗です。

店舗の入り口には「無人営業中」の案内が。
「お酒やたばこ、店内調理総菜、支払い代行などのサービスは利用できない」とのこと。無人営業中は、取り扱い商品や利用できるサービスが限定されるようです。
無人営業中でも、入り口は通常の自動ドア。だれでも自由に店内に入れます。


入ってみると、見通しのいいの店内で、全体的にガランとした印象。
商品棚の間隔が一般的なコンビニよりも広く、通路幅もかなりゆったりしています。


商品棚は重量センサのない通常の棚で、近未来型の無人店舗のように、店内に多数のカメラが設置されているわけでもありません。
あくまで、通常のコンビニ店舗です。
店舗の広さに対して、置いてある商品は少なめかな。


レジは、購入商品を自分でスキャンする一般的なセルフレジ。
有人のコンビニで、セルフレジを使って会計するのと同じです。
ただ、人が全くいないだけ。

では、普通のコンビニと何が違う?!
取り扱えない商品があること以外では、商品棚の通路幅が広く、見通しがいいのが特徴的!
一般的なコンビニは、ところ狭しと商品が並び、品揃えも店舗の魅力の一つです。
なのに、ここでは棚や商品が厳選され、見通しのいい、死角の少ない店舗になっていました。
カメラの数がそれほど多くなくても、死角が少なければ、不正リスクも抑えやすくなるのではないでしょうか。
「無人で営業する」ことを想定した店舗だと感じました!

実は意外と多いのが、このアナログタイプ!

このタイプは、工場や病院、ホテルなどで採用される場合が多いようです。

実際に、ローソンでも病院内の店舗でセルフレジを活用した無人営業が行われています。
また、工場や物流施設などに向けて、セルフレジを使った企業内無人コンビニを提供するサービスもあります。
⇒ 病院内に設置された無人営業のローソン
⇒ 企業内無人コンビニサービス「心幸ストア」

工場や病院などでは、早朝や夜遅い時間帯でも勤務中の方が一定数いて、コンビニを利用するニーズがあるといえます。
ただ、日中に比べて利用者は格段に少なくなるため、店員を配置するのはかなりのコスト高に……。
さらに、最近は人件費の上昇や人手不足も深刻な問題。人を雇いたくても、なかなか確保できないという事情もあります。
そんな中、店員を配置せずに営業できるのであれば、コストを抑えながら、必要な時間帯に店舗を運営できます。
つまり、「コンビニを無人化する」というより、

「人がいなくても営業できる店舗にする」

という考え方!
近未来的な仕組みではありませんが、これはこれで十分合理的です。

それぞれ、方式は違いますが、昨今、無人で営業するコンビニ(店舗)が増えているのは間違いないようですね!

でも、無人コンビニって、不正されたりしないの?

「無人」となると、不正利用が心配ですよね。
では実際はどうなのでしょう?
今回、無人コンビニを取材してみて、不正のリスクを抑えやすい理由が、いくつか考えられました。

不正リスクを抑えやすい理由①

カメラと重量センサがあるから!

前回ご紹介した、商品を取ると自動的に購入商品が登録されるタイプや、商品を持って出るだけで決済が完了するタイプの店舗には、高性能なカメラが多数搭載されています。
カメラに映らずに不正を行うことは、かなり難しいと考えられます。
「誰が、何を購入したか」を正確に判別するためには、店内に死角ができないようにカメラを設置する必要があります。
また、カメラだけではありません。
重量センサも搭載
されています。
たとえば、巧妙に1種類を2個取って、1個だけ取ったように見せても、重量の変化までは誤魔化せません。
「カメラと重量センサ」
複数の仕組みを組み合わせることで、不正を防ぎやすくしているわけですね。

不正リスクを抑えやすい理由②

適した出店場所を選んでいるから!

無人店舗の出店が検討される立地って、そもそもどんなところ?

  1. 購入ニーズがある
  2. ある程度の売り上げが見込めるが、常時「人」を配置するほどではない

主にこの2つ。これに加え、

  1. ある程度利用者が限定される

という条件も、無人店舗が実現するポイントではないかと考えられます。

実際に無人コンビニが出店されている場所は、オフィスビルや工場、大学キャンパス、ホテルなどがあります。
不特定多数が利用する場所というより、その店舗を利用する人がある程度想定される立地が多いようです。

なぜなら、①②の条件であれば住宅街も該当しそうです。

  • 「コンビニを利用したい人がいる」
  • 「でも、常に店員を置くほどの利用者数ではない」

は、住宅街にもありそうですよね。
でも、住宅街で無人コンビニを見かけることは、あまりありません。
私も京都で働いていて、無人コンビニに遭遇したことがなかったのですが、調べてみると、京都でも大学キャンパスなどで数年前から既に導入されていました。
そう考えると、やはり、
「ある程度利用者が限定される場所」
というのも、無人店舗が成立するための重要な条件の一つなのではないかと思います。

小さな店舗であっても、多くのカメラや重量センサを搭載する無人コンビニの場合は、初期費用はそれなりに高額になると想定されます。
そう考えると、不特定多数が利用して、利用者の特定が難しい場所では、商品の盗難はもちろん、機器を破壊されるリスクなども考えなければなりません。
その点、利用者がある程度限られている場所であれば、誰が利用しているのかも把握しやすく、不正が行われるリスクも抑えやすいのではないでしょうか。

もちろん、無人で運営する以上、やはりリスクは付きものです。
それでも、条件の合う立地であれば、無人店舗を運営するメリットが十分にあるということですね!

⇒ この記事をシェアする
この記事を書いた人
お問合せはこちら

株式会社ゴビ
TEL:075-315-3693(平日10:00~17:00)Email:tecco@go-v.co.jp